タイヤ交換で車体からホイールを外す際にブレーキワイヤーを解放するのですが、その後でVブレーキのブレーキシューが偏ってリムに接している時があります。
その際はブレーキワイヤーのロックの長さを変えてもブレーキレバーを握るとすぐに片側のブレーキシューが接触してしまいます。
この状態は「ブレーキの片効き」と呼ばれているみたいです。そんな片効きの調整方法を覚え書きします。
片効きの調整方法
自転車のブレーキレバーを握り、ブレーキシューが動く側の調整ネジを+ドライバーで反時計回りに回して緩める。
以上です。(^^;)
おさらいです。
自転車のVブレーキはブレーキレバーを握るとタイヤの両サイドに設置された2個のブレーキシューを動かし、ホイールのリムを挟んで動き・タイヤの回転を止める制動装置。
可動側の調整ネジを緩める
いくつかネジやボルトが使われていますので、ブレーキの片効きの調整をする方法がよくわからなくなるので、シンプルに覚えておきましょう。
六角レンチで締めてあるボルトは取り付け関連のボルト。
アーレンキー(六角レンチ)のボルトではなく、プラスドライバーで調整するネジがあるのでそれを回すことで片側に寄ったブレーキシューの位置をずらす事ができます。
シューが開き気味=ネジが締まり気味
ブレーキシューがリムから離れている状況のことを「ブレーキシューがひらいている(V型なので)」…という表現をすると少し覚えやすいかもしれません。
Vブレーキのアームが開いている=調整ネジが強く締め付けられすぎている…のでこちら側を緩めるとシューとリムの隙間が狭くなっていきます。
開き過ぎだったアームが調整ネジを緩めて閉じていくと、一本のワイヤーで繋がっている「シューとリムが接触している側(=片効き)」が連動的に開いていき、片効きが解消されます。
片効き側のネジを締める…覚え方もあり!
ちなみに基本→締める=右・時計回しです。
ブレーキシューがホイールに接触している側のブレーキアームの調整ねじを右に回しても、片効きが解消されます。
調整中はマメにブレーキレバーを握って左右均等に設置されるように様子を見ながら締めたり緩めたりしていきましょう。